これを踏まえて記事は、グローバル化と国際ガバナンスに関する公開討論が、世界経済の繁栄を実現する前提になるとの見解を示した。優先する方向性と目標に対する認識が大きく欠けていると、共通利益があっても、グローバル経済ガバナンスに関する協力と協調の効果も上らず、徒労となってしまう。中米の両大国は、グローバル経済を最適化するために、互いの食い違いを調整することが必要だ。
このような立場にある米国政府と中国政府は、会談を通じて、自国がどのような分野でも譲歩することができ、「貿易戦争」の勃発を避けられることを明確にしなければならない。相互の依存度が極めて高いため、貿易戦争は両国の経済に大きな損傷を負わせるに違いない。また、中国政府と米国政府がグローバル貿易と付加価値チェーンの主要プレイヤーとなるため、2国間の貿易戦争はその他多くの国も巻き込み、厳しい結果をもたらすことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月13日