世界最大の多結晶シリコン生産ラインを建設
5万トンの多結晶シリコンとそれに付随する新エネルギープロジェクトが先ごろ、四川省の楽山で正式に操業を始めた。これまで中国は多結晶シリコンを輸入に頼っていたが、その状況を変えることになる。多結晶シリコンは主にマイクロチップやバッテリーなど光起電産業の川下製品に使われている。同工場が稼働すれば、世界最大の多結晶シリコン生産ラインとなる。1本の生産ラインで2.5万トンが生産される。光起電産業の生産コストも、従来の1トンあたり5万元から4万元へと下がる可能性が高い。 四川永祥の董事長で総経理の段雍氏は、「2016年に我々は、中国国内全体の50%超の多結晶シリコンを供給した。このコスト競争力なら、業界の、さらには世界のリーダーとなれるはずだ」と述べる。