全面的な買収よりも、その他の中国の投資家は海外自動車メーカーの株取得に意欲的だ。例えばテンセントは3月、テスラの5%の株を18億ドルで購入した。
中国自動車業界にとって最大規模の対外M&Aは、中国化工集団が2015年にイタリアのタイヤ大手ピレリを買収した際の78億6000万ドルだ。中国最大の自動車部品サプライヤーである万向集団も重要な参与者で、海外自動車部品市場で12%のシェアを占める。
均勝電子の広報担当者である陳陽氏は「中国自動車サプライヤーは依然として、ドイツのロバート・ボッシュ、日本のデンソーなど世界トップ企業を追う段階にある。これらの企業のうち一部は、中国に余剰部門を売却している。これは自動運転や車載ネットワークなど、自動車業界の未来のよりハイテクな分野に進出するためだ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日