悪意を持つハッカーが予測不可能な攻撃を仕掛けるなか、中国はハッキング不可能な新しい通信ネットワークを構築しようとしている。このネットワークは少なくとも、すべての攻撃をすぐに察知することができる。同ネットワークは伝統的な暗号化とは異なる、量子暗号技術を採用する。済南市の画期的なプロジェクトには、一つの節目としての意義がある。BBCが24日に伝えた。
済南市の同ネットワークは、中国が開発する唯一の量子通信実用化プロジェクトではない。中国は昨年、長距離無線量子通信を測定する衛星を打ち上げた。中国はさらに北京・上海の2大都市間で、量子通信幹線を構築している。同技術の建設、真の応用の試みにおいて、中国は他国の先を走っている。現在の中国の環境下、同技術はすでにその市場を創り出すことが可能だ。中国企業が同技術の販売を開始すれば、各大手国際銀行は真っ先に列に並ぶ客になるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月26日