近年来、世界金融市場の信用危機の影響を受けて、金の金融領域において発揮してきたリスクヘッジ作用がさらに重視されている。中でもアメリカの連邦準備制度理事会(FRB)の利上げの周期的展開の間、世界の金融市場は脆弱になり、地政学的政治の不確定性が持続的に増加する状況下で、金は富の貯蔵手段として業界内研究機構や市場関係者から遍く有効であると評価されている。
2017年上半期、国際黄金価格は年初の最低の1オンス1146米ドル寄り付きから反発し始め、4月と6月にはそれぞれ1296ドル/オンスに達した。その上半期の平均価格は1238.60ドル/オンスで、去年同期の1221.15ドル/オンスと比べて1.43%増加した。
2017年上半期、上海金取引所の金の累計取引量は2.41万トン、同期比で4.56%の減少となり、取引額は6.66兆元で、同期比で2.31%の増加となった。上海先物取引所の金先物契約は累計取引量で2.15万トン、同期比で47.69%の減少、取引額は6.00兆元、同期比で43.90%の減少となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月2日