2017年は中国―ASEAN観光協力イヤーだ。中国とASEAN諸国の政府はこれを契機に、多様化観光協力プラットフォームを共同構築し、地域内の人員交流ルートを構築しようとしている。双方の観光協力のさらに大規模・広範・高水準な発展を促し、「美しい経済」を切り開こうとしている。中国―ASEANセンターの楊秀萍秘書長は、メディアの書面による合同インタビューに対して「中国とASEANは観光協力を強化し、観光産業と関連産業の共同発展を促進し、双方の経済の質向上に力強い動力を注ぎ込む。地域諸国は各種協力・交流プラットフォームの構築により、協力枠組みを整え、観光協力を深めている」と話した。
ASEAN側も行動に出ている。中国市場を主な方向とし、ASEANの50本の観光ルート、50の人気イベントを重点的に宣伝し、ASEAN観光を盛り上げている。
楊氏によると、中国―ASEANセンターは中国―ASEAN観光協力プラットフォームの構築に本腰を入れている。各種形式により中国とASEANの高品質観光資源をPRし、双方の観光組織の結びつきを強め、観光商品の革新を促している。同センターは2017年に北京電視台とASEAN10カ国を訪問し、観光ドキュメンタリー「ニーハオASEAN」を撮影し、「中国―ASEAN観光品質・持続可能な開発フォーラム及びASEAN観光写真展」を開催した。ASEAN10カ国の主流メディアを視察のため中国に招いた。国内外の各種観光展示会でブースを設置するなどし、中国とASEANの特色ある観光資源と人文景観を多角的に展示した。