甘粛省蘭州市からやってきた観光客の王さんは、「この数日間、子供を連れて海南に遊びに来たのは本当に賢い選択だった。景色を楽しめるだけでなく、気候が涼しく気持ちいい。万泉河でボート遊びをしても、七千嶺に登っても、熱帯雨林に行っても、どこも涼しくて快適だ」と話す。新華社が伝えた。
夏になり、全国では高温オレンジ色警報がたびたび発令されているが、海南の夏は雨が多く涼しい日が続く。旅行予約サイト・携程旅遊のサイトをみると、全国が軒並み高気温になる中、「避暑路線」の航空便の人気が高まり、今年の夏は避暑地に大勢の観光客が訪れている。熱帯の海浜リゾート都市・三亜も人気の避暑地の一つだ。携程のデータでは、7月以降の三亜の自由旅行および団体旅行の予約人数は全体で前年同期比55%増加した。
三亜市気象局の柯維耀局長の説明によると、「今年の夏はこれまで三亜の市街地エリアで高気温警報が発令されておらず、最高気温は実測値で35度以下だった。今年の三亜は降水量が多く、雨水が豊富にある。現在、三亜の1~7月の累計降水量は1116ミリメートルを超え、通常の同期平均値の612.9ミリメートルより82%多い。しばしば雨が降り、雨量は多く、海と陸による気候の調節機能がはたらき、今年の夏の三亜の気候は快適で過ごしやすくなっている」という。