中国の原子力発電大手、中国広核集団(CGN)が出資する英ヒンクリー・ポイントC原子力発電所(HPC)の着工から3カ月、工事は順調に進展しているようだ。
中国広核集団英国法人の鄭東山・総経理は「ヒンクリー・ポイントCプロジェクトは着工以来、工事は順調に進展している。現時点で原子炉建屋の基礎工事で構内道路の整地が終わり、2019年中に原子炉建屋の主要工程に着工する見通しだ。工事全体は計画通りに進展しているという。
ヒンクリー・ポイントC原子力発電所(HPC)は英サマセット州にあり、ロンドンの西280キロの海岸沿いに位置する。工事現場には、多くの建設機械やクレーンがあり、機能の異なる大型工事車両が行き来している。主体となる原子炉建屋の基礎底盤はすでに円形に整地されている。中央制御室は基礎コンクリートの工事中。工事現場の労働者数は通常1500-1700人、ピーク時は5000人以上に上るという。