中国の対外貿易、好転の大きな流れは変わらず

中国の対外貿易、好転の大きな流れは変わらず。

タグ:中国貿易

発信時間:2017-09-19 15:53:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国海関総署(税関)の最新統計によると、2017年1-8月の中国輸出入総額(人民元建て)は17兆8300億元で、前年同期を17.1%上回った。うち、輸出は13%増の9兆8500億元、輸入は22.5%増の7兆9800億元だった。8月単月の伸び率は輸出入総額が10.1%、輸出が6.9%、輸入が14.4%。7月に続き、輸出入の伸びは8月も鈍化した。


 中国国際経済交流センター副総経済師の徐洪才氏は人民日報の取材に対して、貿易統計の伸び鈍化には主に2つの要因があると分析した。第1に、比較対象となる前年同期の数値の影響を挙げた。2016年下半期に中国の貿易統計は低迷傾向から好転し始めたため、比較対象となる前年同期の数値の上昇が今年7月以降の伸び鈍化を招いた。第2に、人民元相場の上昇が影響した。年初より、人民元は対米ドルで約6%上昇しており、これが人民元建ての輸出入統計の変化に影響したという。


 輸出入額の伸びの変動よりも、注目すべきは中国の貿易構造の改善と原動力の切換えだ。中国商務部の高峰報道官は、「中国の対外貿易は多くの方面でポジティブな変化を遂げつつある」と指摘した。


 商品構成から見ると、17年1-8月の中国電機製品輸出額は前年同期比13.4%増の5兆6300億元で、全体に占める比率は57.1%に拡大した。うち、自動車、コンピューター・部品、船舶、携帯電話の輸出額の伸びは最高で28%に達した。同時に、繊維・アパレルなど7つの伝統的な労働集約型産業の輸出も10%の伸びを維持した。業態別では、クロスボーダー電子商取引、市場調達など新業態の輸出の伸びが全体の伸びを顕著に上回り、新たな原動力が育っていることが明らかになった。貿易主体別では、民営企業の輸出の伸びが15.4%と、国有企業と外資系企業の伸びを上回り、輸出額全体に占める割合も46.9%に拡大した。

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