鼎成証券の投資ストラテジストは、「このデータは投資家をより安心させるものだ。もし不動産価格がこのまま上昇を続ければ、政府は大きな調整政策をやるのではないかと市場は恐れる。現在のシグナルは、現状の政策が十分友好的であることを示しており、政府の更なる引き締めに対する心配が後退するからだ」と述べる。
国家統計局が調査する70都市のうち、多くの都市で8月の新規住宅不動産価格は前月比で上昇したものの、上昇した都市の数は61都市から52都市に減少している。
香港に隣接する深圳の不動産価格は前年比で1.9%減。前年比でみて2015年3月ぶりに減少に転じた。8月の深圳の不動産価格は前月比0.4%減だった。7月は前月比0.2%減となっていた。
上海と北京の不動産価格は前年比でそれぞれ2.8%増、5.2%増だが、前月比でみると両都市共に横ばいだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月22日