中国ネット企業が目覚ましい業績で西側を征服=仏メディア

中国ネット企業が目覚ましい業績で西側を征服=仏メディア。

タグ:中国企業

発信時間:2017-09-22 15:44:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 8月中旬に目覚ましい第2四半期業績を発表してから、アリババ(阿里巴巴)とそのライバルであるテンセント(騰訊控股)の時価総額がともに4000億米ドルの大台を突破、世界でも数少ない上場インターネット企業のスターの地位を得た。この地位は、以前はアップル、グーグル、Facebook、マイクロソフト、アマゾンなど米国人のものだった。中国企業の西側征服の足取りは止まることがないようだ。仏メディアが伝えた。


 仏紙ル・モンドは19日、「中国企業はすでに先頭グループ入りし、首位に立った」と報じた。iResearchによると、中国の2016年オンライン決済額は5.5兆ユーロ(約6.6兆米ドル)に達し、米国のモバイル決済額1120億米ドルの50倍以上に上った。支付宝(Alipay)と微信支付(WeChat Pay)の電子ウォレットが支配する新市場が中国人の行動を完全に変えたことが主な理由だ。人々はいま携帯で全ての決済を行い、この習慣がシェア自転車など新たなサービスの掘り起しにつながっている。シェア自転車大手2社はそれぞれ、テンセントとアリババが支援している。


 2000年のITバブル崩壊を乗り切ったテンセント、アリババ、百度は、厳しい環境で徐々に地位を確立し、国内外のライバルを退けた。2005年、米国のネットユーザーの70%は30歳以上、中国は30歳未満だった。中国では電子メールは流行しなかった。一人っ子世代の中国の若者はテンセントのQQでチャットした。QQのユーザー数は最多で8億人に達した。完全無料のアリババが瞬く間に人々に受け入れられた一方で、eBayは手数料を引き上げるたびに顧客を失った。


 アジアでは、アリババとテンセントが西側と競争している。アリババは2016年に10億米ドルで東南アジアのeコマース企業ラザダ(Lazada)の経営権を取得したほか、インドの決済大手Paytmに出資した。テンセントは86億米ドルでゲーム会社「スーパーセル」を買収し、世界最大のビデオゲーム会社となった。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月22日


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