これについて外貨管理局は報告で、「上半期の対外資産に占める割合で準備資産が依然として最大となったが、民間部門の比率が引き続き拡大した。対外負債では、依然として外国からの対中直接投資がメインだった。対外純資産は日本が世界最大、対外純負債は米国が世界最大で、中国は日本に次いで世界第2の債権国となった。
外貨管理局の報道官は、「全体として、中国の準備資産は世界最大規模で、各種の対外投資は順調に進行している。各種対中投資も安定的に増加しており、国際投資ポジションは比較的安定している」とコメントした。
外貨管理局は、中国のマクロ経済は安定のなかで改善に向かっており、経常収支も黒字が続いていると指摘。対外債務もコントロール可能な規模で、外貨準備は3兆米ドル前後で安定し、外部環境の変化に柔軟に対応できている。今後については、国内経済が安定に向かい、対外開放が進展、市場の見通しが一段と落ち着きに向かうなか、中国の国際収支の均衡に向けた基盤が一段と強固になる、との認識を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月29日