「復興号」の先端技術②賢い「中国の脳」、1秒で100万件のデータを記録

「復興号」の先端技術②賢い「中国の脳」、1秒で100万件のデータを記録。

タグ:復興号 先端技術

発信時間:2017-09-30 10:02:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国標準動車組(新型高速列車)「復興号」にはより賢い「脳」があり、1秒で100万件のデータを記録できる。

 

 復興号は大量のセンサーシステムを構築している。列車全体の検査・測定箇所は2500以上と、従来の動車組より500以上増えている。中車四方股份公司技術センター副主任の陶桂東氏は「この大小さまざまなセンサーは、最大のもので高さ62.8センチ、最小のもので直径わずか5ミリだ。これらのセンサーは車両の状態に関する1500以上の情報を集める。動車組の目になり、列車の振動、軸受の温度、けん引・制動システムの状態、車両環境などを常にチェックする」と説明した。

 

 列車のスマート化センサーシステムは、全データをネットワークシステムに集め、情報収集の精度が高い。重要観測箇所では、データ記録の精度が最高でマイクロ秒級に達する。陶氏は「これにより復興号は1秒間に100万件のデータを記録するという、驚異的な能力をつけている」と話した。

 

 復興号は北京から上海までの1318キロを走行する間に、300メガ以上のデータを記録する。

 

 復興号のネットワークコントロールシステムは、高速イーサネットデータ伝送とネットワーク保護を初導入し、伝送帯域幅が1メガ級から100メガ級に向上した。以前が「農村の小道」だったならば、今は広々とした「高速道路」だ。イーサネットにより、車両の大量のデータが高速かつリアルタイムで伝送される。列車の故障診断と点検・メンテナンスがより安全かつスマートになり、信頼性が向上する。さらに誇らしいことに、復興号のネットワークコントロールシステムのハードとソフトのすべてが自主開発されており、完全自主化の進展を実現している。





「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月30日

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