サムスンの携帯電話の中国におけるシェアは4年連続で縮小している。タイムラインと国産携帯電話の台頭が重なり、トレードオフの状況を形成し、業界の局面を決定づけている。スマートフォンの創始者であるジョブス氏が亡くなり、クック氏が論争の的になったが、アップルの独特な生態系にはAndroid携帯とのセグメンテーションという優位性があり、短時間で代わりのきかない存在になったのは事実である。ハードウェアからスタートしたサムスンの細部の改善と現地化の行動を見ると、国内の携帯電話にも及ばないといえる。
Note 7の爆発事故はサムスンに致命的なダメージを与えたとみられているが、これはいくつかの要因の中で最も小さいものである。サムスンのブランド価値が2016年に14%上昇した点を見ると、ユーザーは予想以上に寛容的であるとわかる。
Note 8の中国市場での失敗は、サムスンのAndroid統治という地位が揺らいでいることを意味するのかもしれない。華為が勢いづき、小米が成長し、OPPOとvivoが驚異的な数を売り上げている上に、グーグルがHTCのスマホ事業の一部を買収し、サムスンが中国市場で挽回できる時間は少なくなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日