アップルは先日、iPhone新モデルのiPhone8、iPhone8 Plus、iPhone Xを発表した。
スマートフォン時代を切り開いてきたiPhoneは10年の歴史を有するが、革新的モデルのiPhone Xは大胆な賭けと言え、ジョブス氏の夢を引き継ぎ、アップルの時価総額の圧力を担っている。
10年後、新モデルiPhone Xに見られる革新はファンに向けたものと言える。発表前に新商品のスペックや外観などの詳細はわかっていたが、ファンの関心は高いままだった。
アップルのカリスマ性は依然高い
iPhone新モデルはどれほど人気があるのだろうか。ここ7日間の百度指数を見ると、iPhone8の検索人気度はクリストファー・ノーラン監督の映画『ダンケルクの戦い』を上回り、発表前にはピークに達している。この点から、アップルのカリスマ性は依然高いことがわかる。1つの商品からファンや消費者が注目する風向計になるまで、iPhoneはスマートフォンの1つの時代を切り開いた。
Strategy Analyticsの研究報告によると、2007年から17年第2四半期までの10年間で、iPhoneの出荷台数は12万台に達し、世界で最も売れている電子機器になった。
iPhone Xは発表会で最も注目を集めた。最大の売りは曲線になった有機ELフル画面、FaceID機能、ワイヤレス充電、急速充電、1200万画素の背面デュアルカメラ、AR技術導入、60fpsの4K動画撮影である。
フル画面に関して言えば、iPhone Xはそれほど優れているとは言えない。サムスンや華為(ファーウェイ)も曲線ディスプレイ搭載モデルを出したことがあるが、シャープのAQUOS S2の方が見た目がよい。しかし、アップルがFaceID機能をフル画面に搭載し、これまでのTouchID技術をなくしたのは大胆な試みと言える。過去の設計と技術を捨てるというのは、アップルだからできたことである。
また、ワイヤレス充電も革新的で、iPhone Xは急速充電も可能。アップルによると、30分で最大50%充電できる。カメラについては、デュアルカメラのほかに、AR技術を導入したことも見所といえる。