好材料が重なり、中国の新エネルギー車業界が勢いづいている。
消息筋によると、中国はガソリン車の販売停止に向けた日程作成に着手し、新エネルギー車のダブルポイント制度も検討している。また、中国は今年下半期に新エネルギー車などの分野への外資参入を緩和する見通し。
業界関係者は、新エネルギー車の発展は国家戦略であり、「中国製造2025」計画に組み込まれたと明かした。世界の自動車産業が生態再形成に取り組む中、新エネルギー車は中国が自動車大国から自動車強国へと変わる重要なチャンスである。
中国社会科学院工業経済研究所の趙英研究員は、中国の新エネルギー車の発展は見込みがあり、世界の新エネルギー自動車産業をリードするとの見解を示した。
世界最大の自動車市場である中国の新エネルギー車産業発展に向けた動きは注目を集めている。2016年、中国の新エネルギー車生産・販売台数は50万台を突破し、販売台数は計100万台に達した。これは世界の新エネルギー車保有台数の50%にあたり、生産・販売台数、保有台数、充電ポールの数で世界一を実現した。
スタートと実施が早く、国内市場に理解があることから、中国の新エネルギー車メーカーは国内市場で積極的な行動に出た。