本土のメーカーが勢いづいているだけでなく、世界の有名メーカーも中国に狙いをつけている。
中国市場の巨大なチャンスに目をつけ、ドイツのメーカーは緻密な計画を制定した。メルセデス・ベンツは、中国の提携パートナーの北汽集団と協力し、2020年までに電気自動車EQの現地生産を開始する。フォルクスワーゲンも、中国の江淮汽車と新エネルギー車を開発・生産する合弁会社を設立すると発表した。また、ボッシュグループは百度(バイドゥ)と提携し、自動運転プロジェクトでを行う。
このような提携は海外ブランドの電気化目標の達成だけでなく、中国の新エネルギー車産業のグレードアップにもつながる。
ダイムラー電気自動車コンサルタントのフランク・フィッシャー氏は、「中国は未来の電気自動車の発展において重要な市場である。中国市場の電気自動車受け入れ度はドイツより高い」と述べた。
欧州自動車工業会(ACEA)の統計によると、今年上半期の欧州市場の新エネルギー車販売台数は新車販売台数のわずか1.2%だった。2016年の全自動車市場における中国の新エネルギー車のシェアもわずか1.8%だったが、人口基数が膨大であり、この市場に期待できるといえる。
陸皓氏は、「外資系企業の新エネルギー車技術は高く、これは私たちの短所でもある。自身の技術力を早急に上げながら、外国との技術協力を強化する必要がある」と話す。
また、北汽新能源がBラウンドで110億元の資金を調達し、海外からの投資もあったことを明かした。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは先頃、10年内に米国の新車の半数以上が電気自動車になるが、中国の電気自動車の販売速度は米国を上回る可能性があると示した。
国連環境計画と中国新エネルギー自動車メーカーのBYDは先日、世界範囲で低炭素の乗り物を普及させることで備忘録に調印した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月3日