シティ・アジア事務大使のシェリー・マデラ(Sherry Madera)氏は、EU離脱は確かに不安な点が多いが、シティという街は歴史的にみても変化に素早く適応してきた街だと指摘。「変化は常にあるもので、EU離脱はシティに変化をもたらすであろう」とした上で、「だが、より重要なのはここにある不変のもの――世界に開かれたグローバルで専門的なサービス業を認識することだ」と述べた。
同氏は、中国に3年間滞在したことがあり、中国の発展のプロセスを理解している。同氏は中国からの投資を歓迎するとした上で、シティと中国は少なくともグリーン金融、人民元の国際化、一帯一路建設の3分野で協力を強化できるとの認識を示した。
英金融業の心臓部ともいうべきシティが、EU離脱の圧力が強まるなか、今後とも力強い躍動を続けられるかどうかは、中国からの投資に深く関わりあっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月16日