多くの輸出企業にとって、「高まる素晴らしい生活への望み」は自身の発展をもっとも後押しするものである。林文傑氏は、「国内市場は多くの輸出企業にとって重要な発展方向になっている。国内の消費ニーズがグレードアップし、国内市場とグローバル市場の共通点が増えたためである」と述べた。
また、「国内ニーズのペインポイントを解決できれば、世界で大きな市場シェアを獲得できるという。さらに、国内の消費者は新しい物事を試す傾向にあり、これは企業イノベーションにとって有利な土壌である」と林文傑氏。
中国南部の梅雨と湿気の時期に目をつけ、卡蛙科技は新式の衣類乾燥機を開発した。国内市場向けの同商品は広州交易会に登場し、海外のバイヤーから人気を集めた。
自主ブランドと科学技術を確立させた「メイド・イン・チャイナ」は、国際市場におけるより強い自主性・能動性の試練を迎えた。広州交易会に出席した広東格蘭仕集団有限公司の遊麗敏企画部部長は、「今年第1~3四半期、格蘭仕の電子レンジ売り上げはパキスタン、インド、フィリピンなど、オーブンはチリ、アルゼンチン、パナマ、コロンビアなど、食器洗浄機はトルコ、オランダ、ロシアなどで20%から倍の増加を実現した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月20日