次に人民元による資本・金融勘定の兌換である。「第13次五カ年計画」では、中国金融業の双方向での会報、人民元による資本・金融勘定兌換の秩序だった実現を推進すべきとしている。中国人民銀行は人民元の越境使用を推進すると同時に、慎重に資本・金融勘定の兌換を進め、人民元の国際化を推進している。
「滬港通」、「深港通」、「債券通」など創造性のある越境市場連携システムの推進により、中国金融業の対外開放レベルは全方位的に向上し、人民元による資本・金融勘定の兌換にも積極的作用をもたらしている。
中国人民銀行の潘功勝副総裁は先ごろ、「外為市場は現状、安定的な傾向にある。外為市場の多くの指標で、資本流動性や外為市場の需給は基本的に均衡していることが分かる。今後は資本・金融勘定の兌換の推進が着実に進むだろう」と述べている。