最後に金融サービス業の対外開放である。今年6月28日、上海自由貿易区管理委員会と上海市金融サービス弁公室が共同で、「中国(上海)自由貿易試験区金融サービス業対外開放ネガティブリスト指導書(2017年版)」を発表した。中国金融市場に参入する外資に利便性を提供するものである。中国金融業の対外開放が進行中であることを十分に示すものだろう。
金融分野での対外開放について中国銀行業監督管理委員会の郭樹清主席は先日、「今後も対外開放を進める必要がある。持ち株比率や業務範囲などの分野で、外資銀行により多くの余地を与える」と述べている。
外資銀行にこれらの面の開放余地があるだけでなく、証券や保険などの分野でも海外投資家へライセンスや持ち株比率の増加が着実に拡がっていくはずである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月25日