中国が世界VR市場の成長源に、市場規模は2020年に550億元を突破か

中国が世界VR市場の成長源に、市場規模は2020年に550億元を突破か。

タグ:VR

発信時間:2017-11-01 14:28:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国では仮想現実(VR)産業が急成長している。VR及び拡張現実(AR)分野では中国のベンチャー企業が躍進し、一部の技術データと設計理念が世界の先頭集団に立っている。インタラクション技術、ライトフィールド技術、業界応用で進展を実現した。中国のVR市場規模は2020年に550億元を突破し、世界VR市場の成長源になる見通しだ。

 

 先ほど開かれた第1回中国VR革新・創業コンテストにおいて、中国工程院院士、VR産業連盟理事長の趙沁平氏は「VR技術はまず軍事、航空・宇宙産業、設備製造などの分野で応用され、後に医学、教育、観光、ECなど人々の生活と密接に関連する分野に拡張していく。VRソフト・ハード技術の進展に伴い、製品の性能が向上し価格が低下し、VR製品が迅速に生活に溶け込もうとしている」と話した。

 

 国内でVR産業が急成長し、2016年は「VR産業の元年」と呼ばれた。VR及びAR分野では中国のベンチャー企業が躍進し、一部の技術データと設計理念で世界の先頭集団に立っている。インタラクション技術、ライトフィールド技術、業界応用で進展を実現した。賽迪智庫は、2017年に世界のVR産業の売り上げが100億ドルに達すると予想した。2020年には中国のVRデバイス出荷台数が820万台に達し、ユーザー数が2500万人以上になる。VRハード市場規模は、世界全体の34.6%を占める。VR市場規模は550億元を突破し、世界VR市場の成長源になる見通しだ。

 

 VR技術は人々の暮らしを豊かにし、各業界の応用を通じ、アップグレードの発展チャンスをもたらす。VR産業の産業チェーンは長く、ハード、重要チップ、コンピュータソフト、応用など各分野に広く跨る。これらの分野の技術進歩、製品アップグレードを促す。その一方で、VRは新たな産業、VRサービス産業を形成できる。そのため趙氏は「VRは国の産業構造アップグレードと、地方の産業構造調整に新たなチャンスをもたらすことができる」と指摘した。

 

 中国政府は近年、VR技術の発展を注視している。中国共産党中央委員会、国務院は2016年5月19日に「国家革新駆動発展戦略綱要」を印刷・配布し、VR技術の研究と産業の発展を強化すると明確にした。今年1月15日に印刷配布した国家「モバイルネットワークの健全で秩序ある発展の促進に関する意見」も、VR・AI・ARなどの重要技術の計画を加速するよう求めた。

 

 趙氏は「VR業界の発展も、一部の難題を迎えている。まずは人材不足で、それから持続可能な革新的技術の不足だ。業界は持続可能な発展を実現しなければならないため、技術サポートを続け、コンテンツを生み出し続けなければならない」と認めた。また国内の関連ベンチャー企業には、人材導入、資本蓄積、管理能力などの問題と不足があり、自身の発展を制約している。地方政府の指導、投資機関の支援を必要としている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで