フランス紙『ル・フィガロ』は、「世界の高級品大手がようやく一息ついた」と伝えた。ベイン・アンド・カンパニーの年度報告によると、悲惨な経営状況だった2016年を経て、2017年の高級品売上高は6%増の2620億ユーロ(約2兆元)に達した。
ベイン・アンド・カンパニーのクラウディア・ダルピツィオ顧問は、「第1四半期に良好な兆しが現れ、数カ月の業績から個人高級品市場は今年回復していることがわかった。この良好な動きは価格上昇ではなく売上増加によるもので、今後も続くだろう」とした。今年5月、ベイン・アンド・カンパニーは今年の高級品業界の成長率は2~4%になると予想している。
また報告によると、高級品市場の回復は18~34歳のミレニアル世代の貢献が大きい。この世代はネットショッピングを好み、ブランド・ロイヤリティが低く、伝統的なマーケティング方式に動かされない。
中国人の国内外での購買力が向上
報告によると、高級品市場の回復は中国人消費者の購買力が回復したためである。21世紀の最初の5年、中国人の消費能力は世界市場を動かしたが、2015年と16年に停滞し、業界の自身低下につながった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日