習近平国家主席は11日、ベトナムのダナンでチリのミシェル・バチェレ大統領とともに中国・チリ自由貿易協定(FTA)のグレードアップをめぐる協定の調印式に出席した。
習主席は協定締結に祝意を示すと同時に、「これは中国と中南米国家との間で結ばれた初のFTAグレードアップ協定であり、かならず両国の実務協力に新たな原動力を注ぐものとなり、国際的にも模範的な役割を担うだろう」と述べた。
バチェレ大統領は、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が成功裏に終わったことに祝意を示すとともに、「一帯一路」建設のさらなる進展を祈念するとした上で、両国間の協力を実務レベルで強化することに意欲を示した。
チリは中南米諸国のうち、中国と初めてFTAを結んだ国で、習主席は2016年11月に同国を公式訪問した際、バチェレ大統領とともにFTAグレードアップ交渉の着手を宣言。両国は1年にわたる交渉を経て、グレードアップをめぐる協定の調印に至った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月13日