ハイセンスが東芝テレビ事業を買収、世界展開を加速

ハイセンスが東芝テレビ事業を買収、世界展開を加速。

タグ:ハイセンス 東芝

発信時間:2017-11-15 09:42:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ハイセンスグループ傘下の上場会社である海信電器株式会社と東芝株式会社は東京で、次のように発表した。東芝映像ソリューション株式会社(ToshibaVisual SolutionsCorporation、略称TVS)の発行済株式の95%が正式にハイセンスへ譲渡される。譲渡後、ハイセンスは東芝テレビの商品・ブランド・運営サービス等の業務及び東芝テレビのグローバルブランドライセンスを40年間有する。譲渡額は暫定129億円。2018年2月末に譲渡完了を予定。

 

 「東芝、東芝、新時代の東芝」というコマーシャルを、多くの中国人は覚えている。142年の歴史をもつ東芝は技術分野において、日本ひいては世界の科学技術の潮流をけん引しており、世界の科学技術ブランド価値で上位につけている。東芝は2016年、テレビの販売台数で日本市場の3位(IHS)につけている。

 

 TVS社は主に東芝テレビとその周辺機器(業務用ディスプレイと広告ディスプレイを含む)を販売している。日本国内で優秀な研究開発チームを持ち、テレビの画質・チップ・音響等の分野において豊富なノウハウを蓄積している。ハイセンスは中国におけるテレビ市場のシェアが13年連続首位であり、米国及び欧州市場でも急成長している。近年、南アフリカと豪州でテレビ販売台数が1位になっている。ハイセンスの2015年、2016年のテレビ販売台数は世界3位。また、ハイセンステレビのネットユーザー規模は中国市場で1位となっている。グローバル化を加速する戦略の一環として、2015年に北米市場でシャープブランドの供与を受けた。2016年のEURO 2016、2018年のワールドカップ2018ロシア大会のスポンサーとなり、グローバル戦略を強力に推進している。

 

 ハイセンスグループ総裁・海信電器董事長の劉洪新氏は、調印式の席上「買収後、ハイセンスは双方の研究開発、サプライチェーン及びグローバルルートの資源を統合して、市場規模を早急に向上し、グローバル化を加速させる」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月15日


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