しかし今回の中国の入選数は過去最多の202台で、米国は144台に落ちた。双方の順位に再び変動が生じた。
開発業者を見ると、中国の浪潮集団の活躍がめざましく、今回の入選数は半年前の20台から56台に増加し、コンピュータ企業のうち3位につけた。同社高性能サーバー生産部の責任者である劉軍氏は「中国は近年、スパコンに巨額の投資を行っている。企業の高性能計算サービスの提供も加速している。中国スパコン開発部門とメーカーも、製品の技術革新を重視している。そのため全体的な競争力とパフォーマンスが大幅に向上した」と説明した。
劉氏はこの成績について「スパコン市場の主流製品である、CPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理装置)といったコア技術が、米国企業に主導・把握されていることを忘れてはならない。中国のスパコン応用能力と人材には一定の改善があるが、欧米と比べるとまだ大きな開きがあり、発展の努力を続ける必要がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月14日