「双11」の消費者は中国の速度を示した。『ドイチェ・ヴェレ』は、今年の「双11」のアリババ傘下サイトの取引額は総額1682億元に達し、前年より39.36%増加したと伝えた。ドイツの週刊誌『フォーカス』は12日、ドイツ人が今年ネットで購入した商品の価値は総額585億ユーロに上るが、アリババの1日の売上高はドイツのネット通販取引量の4カ月分に相当すると論じた。
フランスの『ル・モンド』は12日、「双11」の連続記録更新は中国人の消費能力の高さを示していると報道。馬雲氏は2016年に世界のユーザー数20億人という目標を掲げ、今年10月にアリババはアマゾンを超えて時価総額世界一のEC企業になった。「双11」はアリババの実力とブランドイメージを示す絶好のチャンスでもあり、馬雲氏はピアニストの郎朗氏や米国人映画スターのニコール・キッドマンらを「双11」の公演会に招いた。
フランスの『フィガロ』は、今年は9回目の「双11」で、アリババの売上高はホンジュラスのGDPに相当すると伝えた。イベントに参加した業者は昨年の9万8000から14万に増加。アリババだけでなく、京東の生鮮食品の売上高も前年比350%増の150億ドルに達した。アリババはピーク時で毎秒25万6000件の取引があり、うち93%がモバイル端末での決済である。フランスは2014年に「ブラックフライデー」を開始したが、盛り上がりに欠けている。
ECの中国での潜在力は未だ大きい