かつて輝きを放った日本の製造業企業が、軒並み制度の広聴課やシステム肥大といった大企業病を煩い、技術への過度の信頼や革新のタイミング遅れにより、インターネット時代の今、市場の変化の歩みに追いつけなくなっている。さまざまな弊害が日本企業の市場に対するコントロール力を失わせ、製造業企業の多くが力不足に陥り、不正によって問題を覆い隠そうとしてきた。日本製造業の衰退は中国製造業が鏡とすべきことであると同時に、衰退の後に残された市場は中国企業の奮闘努力の原動力になるといえる。
データをみると、2016年に中国テレビブランドの世界市場シェアは30%を上回り、初めて韓国を抜いて世界一になった。この業績は中国テレビブランドがここ数年間、海外拡張戦略と海外合併買収(M&A)戦略を打ち出していることによるものだ。現在の状況をながめると、日系テレビ製品は今後ますます市場から撤退し、各国のテレビメーカーは買収完了後、研究開発資源、供給チェーン、グローバル販売ルート資源を統合し、精度の高い製造技術の水準をさらに引き上げ、コア技術の開発を強化して、自信のブランドバリューと影響力を強化する必要があるといえる。こうしなければ、中国企業は日本テレビブランドが残した市場シェアを期待通りに奪い取ることはできず、世界一の座にどっしりと座り続けることもできず、世界規模で「メイド・イン・チャイナ」の価値を高め続けることもできない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月16日