「厲害了、我的国(すごいぞ我が国)CHINA」という赤いステッカーを付けて走る列車がある。これは時速350キロの高速列車「復興号」だ。中国は商業運転で世界最速の国になった。15日付朝日新聞が伝えた。
スマホ決済、シェア自転車、ネット通販、高速鉄道は、中国メディアから「中国の新4大発明」としてもてはやされている。
記者は10月、北京〜上海の高速鉄道の旅を体験した。車内の電子パネルのデータを見ると、復興号の時速は300キロに、最高時速は352キロに達した。北京と上海は1318キロ離れており、東京から博多よりも長い。しかし列車は4時間半で移動を終えた。高速鉄道の運行時間は航空機の飛行時間より2時間半長いが、遅延などの問題を回避するため高速鉄道を選ぶ乗客が増えている。2等席であれば、切符も割安だ。
サービスの質にも大きな変化が生じた。切符はネットで購入でき、窓口で長い時間並ぶという状況は大幅に減少した。店と列車側には切符購入の制限があるが、乗客はスマホで「デリバリー」を頼むことができる。