長引く世界的な生産能力過剰問題、際立つ中国の世界への貢献

長引く世界的な生産能力過剰問題、際立つ中国の世界への貢献。

タグ:中国生産能力

発信時間:2017-11-24 15:09:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 生産能力過剰は市場経済における周期的な現象で、構造的な問題でもある。世界金融危機後、世界全体の景気悪化で需要が縮小。これが現在の鉄鋼業などに生産能力過剰問題をもたらした根本的な原因だ。


  海外の専門家は、「世界金融危機後、複数の国が大規模な景気刺激措置を講じ、鉄鋼、石油化学などの産業を優先的に発展させようとした。しかし科学技術の関連投資は限定的だったため、低水準な生産能力が過剰となった一方で高度な生産能力が不足し、構造的な生産能力過剰問題が発生した」と指摘した。


 近年、中国は主体的に、供給側の構造改革を柱に、鉄鋼・石炭などの余剰生産能力を消化・廃棄し、国際社会に貢献してきた。


 統計によると、昨年中国で削減された生産能力は6500万トンを上回り、今年はさらに約5000万トンを削減する見込みだ。中国鋼鉄工業協会によると、中国はすでに昨年設定した「5年以内に1~1.5億トンの余剰生産能力を削減する」という目標をほぼ実現した。


 世界鉄鋼協会のEdwin Basson事務局長は、「中国は世界の余剰生産能力削減に大きな役割を果たした。ここ2年で中国が削減した生産能力は米国の生産能力全体に相当する」と語った。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月24日

1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで