5G商用化 18年に第一歩、20年に大規模実現

5G商用化 18年に第一歩、20年に大規模実現。

タグ:5G商用化

発信時間:2017-11-26 10:32:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

朝、目が覚めると、スマートホームのシステムが起床後に必要な小型家電のプログラムを自動的に動かし始める。家を出ようとすると、コミュニティの階下にあるゴム箱が「ここに置く場所がありますよ」と教えてくれるので、そこまでゴミを持っていく。家を出て乗り込むのは自動運転の自動車で、何もしなくてよいので、映画をダウンロードしたり、頼んでいた宅配の荷物が今どこにあるかをチェックしたりできる。会社に着くと、自動車のインターネット(IoV)のシステムが駐車場の空いた場所を教えてくれる。

これは誰もがあこがれる5G時代の光景で、私たちの暮らしは徐々にこうした時代に近づいている。このほど開催された第19回中国国際ハイテク技術成果取引会(高交会)で明らかにされたところによると、中国の3大通信キャリアは2018年に5G商用化の第一歩を踏み出し、20年に大規模な商用化の実現を目指すとしている。

▽5Gとはどんなもの?

1Gから4Gに至るまでの間、主な焦点は人と人とのコミュニケーションだった。そして5Gが取り組むのは人と人ではなく人とモノ、モノとモノとのコミュニケーションであり、つまりは万物のインターネット(IoE)ということだ。

中国モバイル研究院ワイヤレス・端末技術研究所の丁海煜所長は、「4Gは暮らしを変え、5Gは社会を変える。5Gはまったく新しい通信技術であり、人工知能(AI)やビッグデータと密接につながって、IoEに基づくまったく新しい時代を切り開く」と話す。

5Gには高速、大容量、低遅延といった特徴があるため、IoT、スマートホーム、遠隔サービス、フィールドサポート、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などの分野で5G技術の新たな応用が可能になり、より高速かつスムースなサービス体験が可能になり、モバイル情報化と社会の各産業・各業界との深いレベルの融合を真に実現するといえる。

これと同時に、5Gには業務の信頼性が100%に近い、エネルギー消費とコストが極めて低いといった特徴があり、未来にはすべてのモノがモバイル通信モジュールとつながる可能性があり、モバイル通信技術が電力と同じような汎用性の高い技術に発展する可能性もある。

こうした流れの中、関連産業の対応レベルも上昇し始めており、中国の5Gがもたらすチャンスを利用した国際通信分野での飛躍発展ぶりも関連産業の配置の上に現れている。

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