トランプ大統領が減税を実施したことで、世界中で減税ブームが巻き起こり、世界経済の動向が変わることに疑問の余地はない。世界第2位のエコノミーである中国は、減税をする余地もあれば、その必要もある。外野から来た回避できないプレッシャーをうまく活用すれば、中国が世界貿易機関(WTO)に加入した時のように、中国経済が成長に拍車をかけることになるだろう。
もちろん、トランプ大統領が実施した減税が成功するかは、今後の動向を見守らなければならない。大規模減税は財政収入の減少につながり、経済に予想されたほどの活力がなければ、過度な財政赤字が、未曾有の債務危機の原因となるだろう。そうなると、世界経済は新たなショックに見舞われることになる。しかし、他の国にとっては、積極的に前へ進み、行動を起こさなければ、効果的にイノベーションの活力を刺激することもできない。また、トランプ大統領の減税政策は必ず失敗すると占えば、これ以上にないチャンスを逃すことにもなり、今後ずっと後悔することになるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月6日