今年7月、上海市は中国初の自動運転車試験区を設置し、閉ざされた試験区で約200台の車をテストした。百度は今年9月に15億ドルの自動運転基金を設立。同基金は3年で100の自動運転プロジェクトに投資する予定。
IHS Markit原油市場マネージャーのジム・バークハード氏は、モバイルサービス、自動運転技術、電気自動車、政府政策の総合的影響は国のパーソナルモバイル傾向のモデル転換を促すと話す。
しかしIHS Markitは、自動運転車の普及に5年ほどかかり、その期間、技術のアップグレードに伴い、政府の支援が加速化し、消費者も受け入れる必要があるとしている。
デロイトが実施した世界自動車研究によると、自動運転車は安全でないと考える中国人はわずか26%で、前年の62%を大 幅に下回った。一方、米国では47%に達する。また、「専門的な自動運転のベンチャー企業が開発した自動運転車を早く利用したい」と答えた中国人は53%だった。消費者の28%が「このサービスは伝統的な自動車メーカーが提供するようになる」と考え、19%が「このサービスはIT大手から生まれる」と考えている。