ウォルト・ディズニーは14日、約524億ドルで21世紀フォックスの資産の大部分を買収することで合意に達したと発表した。
ディズニーは同日、21世紀フォックスの映画・テレビ制作事業、スター・インド支社などの資産と21世紀フォックスが保有するBskyBの株式39%を買収すると発表。21世紀フォックスは残りの資産で新会社を設立する。
買収により、21世紀フォックスの子会社で『アバター』や『X-メン』などの著作権を保有する20世紀フォックスもディズニーの傘下に入る。
取引は株式交換の形で行われ、21世紀フォックスの1株とディズニーの0.2745株を交換。取引額は約524億ドルで、ディズニーは21世紀フォックスの137億ドルの負債も引き受ける。
ディズニーのロバート・A・アイガー会長兼CEOは2021年まで留任する。
ディズニーは以前、Netflixから自社の映像を削除し、2019年にストリーミングメディアを開設すると発表。アナリストは、これはディズニーがモデル転換を図り、Netflixと競争を展開するという企業戦略だと見ている。
アイガー会長は14日、「買収後に新会社のストリーミングメディア業務を短期間でNetflixの規模にすることは難しいが、それに匹敵するライバルになれるよう目指す」と話した。
14日の取引開始後、ディズニーの株価は前営業日比0.17%下落したが、21世紀フォックスは3.22%上昇した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月15日