2017-18年の中国経済成長率は安定を維持、引き続き消費主導で成長へ

2017-18年の中国経済成長率は安定を維持、引き続き消費主導で成長へ。

タグ:中国経済

発信時間:2017-12-19 14:35:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 2017年1-9月期の中国経済成長率は6.9%だった。複数の予想機関は10月に発表された最新統計と成長見通しを基に、2017年全体のGDP成長率は6.8%前後と前年を0.1ポイント上回り、GDP総額は80兆元の大台に乗ると予想している。中国銀行はリポートで、「0.1ポイントの回復に過ぎないが、そのシグナルの意義は大きく、中国経済の成長鈍化局面が転換したことを示す」と指摘した。


 中国人民大学国家発展・戦略研究院もリポートで、「2017年の中国経済は、2016年に底入れし安定に向かった流れを引き継ぎ緩やかに回復したが、市場予想を上回る改善となった。2018年の中国マクロ経済は相対的に平穏な発展が続き、2018年のGDP実質成長率は6.7%と2017年より0.1ポイントの小幅な低下となる見通し」と指摘した。


 中国人民大学副学長と国家発展・戦略研究院執行院長を努める劉元春氏は、「2017年の中国経済は、◇世界経済との足並みを揃えた回復、成長安定化政策の奏功、◇供給側構造改革の全面推進、◇経済の新たな原動力の急成長、◇市場見通しの改善などを背景に、底入れ安定傾向を辿ったうえで回復した」と指摘。また、マクロ景気、ミクロ経済のパフォーマンス、構造調整、新たな原動力育成などの面でも持続的な改善が見られ、経済全体が「安定の中で前進を目指し、前進の中で好転に向かう」という予想を上回る回復を見せ、中国のマクロ経済調整はひとまずの勝利を収めた、との見方を示した。


 モルガン・スタンレー華鑫証券の章俊シニアエコノミストは、「2017年の年間GDP成長率が年初の目標値である6.5%を上回るのは確実だ。来年も世界経済が回復傾向を維持し、中国国内の構造改革推進に良好な外部環境を提供すると予想されるため、来年の改革は引き続き供給側の改革深化が中心になる」との見方を示した。

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