新たな金融対外開放が始まる 6分野で

新たな金融対外開放が始まる 6分野で。

タグ:金融対外開放 中国金融業

発信時間:2017-12-28 16:24:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 証券会社「申万宏源」のアナリストである王叢雲氏は、「長期的にみて外資銀行に対する緩和は、我が国の銀行業のモデルチェンジを加速させ、中間業務のサービス力を向上させるだろう。また、国内銀行の商品やマネジメントの刷新の機会にもなる」と述べる。


 今年に入り、続々と対外開放措置が行われている。7月3日、香港株式市場で「債券通」が開始された。これは国際市場で広く歓迎され、今では100社近い海外機関が「債券通」の取引をしており、取引金額は1日当たり平均19億元に上る。また資本市場では今年6月、MSCI指数にA株が採用された。これにより、170~180億ドルがA株市場に流入すると予測されている。資本市場と国際市場がより緊密になっている。


 実際、中国の金融業会報の足取りは留まることがない。この数年、開放型経済の新体制は着実に健全化に向かっている。中国の対外貿易、対外投資、外貨準備高共に世界トップクラスにある。また金融業対外開放の推進を堅持し、人民元為替レートシステムを完備させ、資本規制を緩和させている。中国人民銀行国際司の朱雋司長は「対外開放は中国経済成長に利する金融環境の構築につながる」と話す。


 交通銀行のシニアエコノミストである連平氏は、「中国共産党第十九回全国代表大会と全国金融工作会議で提出された一連の具体的政策と、今後実施される要求、さらに中国の現実的状況を踏まえた場合、今後の中国金融対外開放は主に6分野に拡がると考えられる。第一に金融業。第二に金融市場。第三に資本と金融口座の開放。第四に対外投融資。第五に為替レート形成システム。第六に、人民元の国際化だ」と述べる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日


<  1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで