2017年は中国先進製造業が力強く発展し、工業経済成長を引っ張る主要なエンジンとなっていった。同時に、国際競争力を持つリディング企業の出現が続き、いくつかの分野ではグローバル技術スタンダードの制定者も現れた。
データによると、中国先進製造業の重要な一部となるハイテク製造業は比較的速い成長を遂げ、収益力も増強された。2017年1-11月のハイテク製造業の主要事業売上高は前年同期比13.4%増加し、主要事業売上高利益率は6.68%と、前年同期に比べ0.35ポイント上昇。また、先進製造業の代表的分野が成長し、2017年のスマート製造業生産高は約1兆5千億元、ロボット市場規模は62億8千米ドルに達した。
「中国の先進製造業は、大きく2つの部分で構成される。一つは、伝統製造業が先進製造技術とその他ハイテク情報技術を取り込み、先進製造業へと発展した部分で、例えば、スマート工作機械、海洋装備、航空・宇宙装備などだ。もう一つは、新興技術の成果を産業化した新産業で、基礎性と牽引性という特徴を持つ。例えば、付加製造(積層造形)、バイオ製造、マイクロナノ製造となる」。衆誠智庫で高級副総裁を務める韋玉怀氏はこう説明した。