2017年は研究開発投入の急速な伸びに伴い、中国先進製造業の産業構造がグローバルバリューチェーンの川上へと大きく移動し、宇宙、スーパーコンピュータ、新エネルギーなど多くの分野で「中国の名刺」をつくった。統計によると、中国スマート製造業は2017年の生産高が1兆5千億元で、2011年以降5年間の平均成長率が年間20%を超える高速成長の段階にあり、2020年には3兆元に上る見込み。なかでも、衛星応用産業の年間生産高はすでに2000億元を超え、衛星ナビゲーション、有人探査、新宇宙探査、対地観測などの国際協力で大きな進展が見られた。
また、中国の海洋エンジニア装備産業は数年にわたり世界トップを保っている。さらに中国は、宇宙装備の研究開発、設計、製造、試験体系、製品品質保障体系が整い、打ち上げロケット、衛星、有人宇宙船、新宇宙探査機など多様な宇宙製品を提供し、打ち上げや地上施設建設などのワンストップサービスを提供できる世界的にも数少ない国の一つで、世界の宇宙産業大国に名を連ねている。
韋玉怀氏は「先進製造業は広範な分野を含んでおり、細かくみると、比較的良好に発展しているのはスマート装備製造産業、衛星応用産業、海洋エンジニア装備産業、宇宙装備産業、先進軌道交通設備産業などだ」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月2日