新たな合資ブームでは先んじたものが勝つ
市場と技術を引き換えにするというこれまでの合資ブームとは異なり、新エネルギー車分野での新たな合資ブームでは、中国国産自主ブランドの躍進が際立っている。
業界筋によると、新しい合資ブームには、実のところ国産自主ブランドの躍進が背景にあると指摘する。中国自動車工業協会のデータによると、新エネルギー分野における市場占有率上位10社に外資系の姿は少ない。国産自主ブランドが主要シェアを占めているのだ。
市場に対して高度に敏感な中国国内メーカーが、新たな競争で先手を打てたのは明らかだ。蔚来新エネルギー産業発展基金のパートナーである趙君毅氏は、「国産自主ブランドは新エネルギー分野への参入がより速く、発展がより速い。そしてこれらの企業は一定の市場的地位とストック的優位性を持つ。一定のユーザー数と経験を積み上げている」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日