中国工信部、2018年も鉄鋼生産能力削減の取り組みを徹底へ

中国工信部、2018年も鉄鋼生産能力削減の取り組みを徹底へ。

タグ:中国鉄鋼

発信時間:2018-01-07 09:47:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国工業・情報化部(工信部)は3日、「2018年も鉄鋼生産能力の削減に徹底的に取り組み、第13次五カ年計画(2016-20年)上限目標の前倒しでの達成を目指す」と発表した。劣悪な違法鋼材「地条鋼」を取り締まる長期的な仕組みを構築し、違法行為の再発を断固として防止する。生産能力転換に関する審査の透明性を確保し、いかなる理由があっても新たな鉄鋼生産能力の増強は厳しく禁止する。


 2017年に中国の鉄鋼産業は供給側の構造改革深化を進め、モデル転換と高度化を加速、鉄鋼産業の様相は大きく変化した。特に、過剰生産能力解消の取り組みでは目覚ましい成果を上げた。


 中国の鉄鋼業界はこの1年で、政府活動報告で決定した5000万トンという過剰生産能力解消目標を超過達成したうえ、長年に渡り産業の発展を阻害してきた1.4億トンの「地条鋼」を全廃した。10数年に渡り業界全体で求められていたにもかかわらず成し遂げられなかった課題を解決し、鉄鋼産業の「悪貨は良貨を駆逐する」という局面を反転させた。


 2017年に党中央と国務院の強力な指導の下で、関連部門や地方政府、鉄鋼協会や企業が共に取り組む中で、鉄鋼産業の発展に向けた環境整備が進み、企業収益も日増しに改善した。2017年1-11月の非鉄金属精錬・圧延加工業の主力事業売上高は前年同期比20%増の5兆6564.7億元、利益は同180%増の3138.8億元に上った。このような業績を収めたことで、鉄鋼業界の士気は上がり、産業への信頼感も高まった。

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