「上海市都市全体計画(2017-2035年)」がこのほど正式に発表された。計画により、上海の位置づけは、長江デルタ世界級都市群の核心都市、国際経済・金融・貿易・海運・科学技術イノベーションセンター、文化的大都市と定められた。上海は今後、「卓越したグローバル都市」の建設に注力し、誰もが憧れるイノベーション都市、人文都市、生態都市を目指す。
■卓越したグローバル都市とは?
「卓越したグローバル都市」とはどのように定義すればよいだろうか?上海市規画国土資源局の徐毅松・局長は、「グローバル都市は、一般的に国際的大都市と世界的都市のハイレベルな発展段階と見なされる」と指摘する。「グローバル都市は一般的に、◇世界に力が波及し、世界に有益な経済のエンジンとしての機能を備えている。◇質の高い住みやすい都市環境が整っている。◇全方位での国際的発言権を有する。◇文化面での国際的影響力を備え、低炭素社会の国際的モデルとなれる都市を指す」としている。
■上海はどのように長江デルタに寄与し、核心都市としての役割を果たすのか?
計画は、「上海は、長江デルタ地域の協同発展に主体的に関わっていくことで、上海大都市圏を構築し、グローバルな影響力を持つ世界レベルの都市群を築き上げていく必要がある」としている。