中国商務部外貿司は15日、2017年の中国の対外貿易の動向について説明した。
商務部は2017年に、貿易企業による国際市場および国内における配置、商品構造、経営主体、取引方法をめぐり「5つの最適化」を強力に進め、対外貿易のモデル転換と高度化のモデル基地、貿易プラットフォーム、国際販売ネットワークの「3つの建設」を加速した。このほか、対外貿易の新業態形成の後押し、加工貿易の革新的発展と段階的移転、積極的で効果的な輸入政策を推進した。
これにより、対外貿易の発展は顕著な成果を上げ、予想を上回るペースで成長、貿易構造は一段と改善し、原動力の転換が加速したことで、「政府活動報告」が提起した「対外貿易の安定化と改善促進」という目標を見事に達成することができた。国民経済と社会の発展への寄与度も高まり、世界経済と貿易の回復にも重要な役割を果たした。
海関総署(税関)の統計では、2017年の中国貿易総額は27兆7900億元で、前年より14.2%増加した。うち、輸出は同10.8%増の15兆3300億元、輸入は18.7%増の12兆4600億元。貿易黒字は2兆8700億元と、14.2%縮小した。