アップルの株式格下げにみるその原因とは?

アップルの株式格下げにみるその原因とは?。

タグ:アップル

発信時間:2018-01-29 17:45:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

選択の多様化を前にして、消費はより理性的になっている。昨年に「アイフォーン8」が発売された時には、「アップルファン」の長い行列は出現せず、アップルストアの店先は閑散としていた。大手携帯電話ブランドの製品に機能で大差がなくなった今、消費者が価格の高い「アイフォーン」をわざわざ買うわけがない。

携帯電話だけではない。世界で素晴らしい業績を上げたアップルの決済サービス「アップルペイ」だが、中国では「ワーテルローの戦い」のような困難に直面している。中国決済サービス市場ではアップルがやって来るよりずっと前に、微信(WeChat)と支付宝(アリペイ)の両巨頭がそびえ立つ局面がすでに形成されており、アップルが設備量の多さをよりどころに攻撃をしかけようとしても、時すでに遅く、市場を揺り動かすことはできなかった。

かつての輝きを失ったアップルには、変化の兆しがみえる。今月18日には、中国のユーザーによりよいサービスを提供するため、微信の公式アカウントを開通し、これによりユーザーは微信プラットフォームでアップル商品を買ったり、アフターサービスを受けたり、問い合わせしたりできるようになった。多くのアップルファンの言葉を借りると、「これまで雲の上の存在だったアップルが、ついに地上に降りてきた」のだという。

時代の流れは個人よりも強大だ。今は性能に頼って市場を制覇する「iPhoneの時代」ではない。アップルは新たな「スティーブ・ジョブズ式の革新」が生まれることを期待するより、位置取りを修正し、自ら市場に合わせていくべきだ。「合わせる」ことは恥ずかしいことではない。利益を上げることこそ企業にとって最大の正義であり、生き続けること、生き残ることが一番重要だ。

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