中国共産党中央政治局は1月30日、習近平総書記が主宰する現代化経済システムの構築に関する第3回集団学習会を開催した。習近平総書記は学習会で次のように指摘した。
現代化経済システムの構築は、党中央が党と国家全体の発展に立脚し、「二つの100年」の奮闘目標実現に着目し、新時代に入った中国の特色ある社会主義の新たな要求に応える上での重要政策決定である。国の強大化には、経済システムが強固でなければならない。現代化経済システムを形成しなければ、現代的な発展の潮流に順応し、国際競争で主導権を握ることはできないうえ、他分野の現代化を支えることもできない。我々は社会主義の現代化強国の建設という要求に基づき、現代化経済システムの構築を急ぎ、社会主義現代化強国という目標を予定通りに確実に実現する必要がある。
習近平総書記は、「現代化経済システムは、経済活動における各部分、各レベル、各分野の相互のつながりと内在的な関係により構成される1つの有機体だ」と強調したうえで、次のような課題を示した。
イノベーション主導で協調的に発展する産業体系を構築し、実体経済・技術革新・現代金融・人的資源の協調的発展を実現する。実体経済発展への技術革新の寄与度を高め、実体経済への現代金融のサポートを強化、実体経済発展を支える人的資源の役割を適正化していく必要がある。
統一的かつ開放的で、秩序ある競争が行われる市場システムを構築し、スムーズな市場参入、充分な市場競争、企業の主体的経営と企業間の公平な競争、消費者の自由な選択、商品と生産要素の自由な流通、平等な交換が可能な現代的市場システムの形成を急ぐ必要がある。