中国の消費額、今年は40兆元を突破か

中国の消費額、今年は40兆元を突破か。

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発信時間:2018-02-07 13:03:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国際貿易促進委員会研究院は6日に発表した「2017・2018年中国消費市場発展報告書」の中で、消費が今年で15年連続で2桁台の成長を記録し、中国の社会消費財小売総額が初めて40兆元を突破すると予想した。消費はさらに高品質の成長を実現し、通年の消費のGDP成長率に対する寄与度は60%の高い水準を維持し、消費の経済成長への貢献がさらに拡大する。

 

 中国の昨年の社会消費財小売総額は、前年比10.2%増の36兆6000億元に達し、14年連続で2桁台の成長を維持した。中国商務部の高峰報道官は先ほど、「2013−17年の中国の消費は年平均11.3%増加した。実質ベースの伸び率は、同期の国内総生産を3.2ポイント上回った。実物商品のオンライン小売額は28%増の5兆5000億元で、社会小売総額の15%を占め、前年を2.4ポイント上回った。最終消費の経済成長への寄与度は58.8%に達し、4年連続で経済成長の最大の駆動力になった」と指摘した。

 

 消費が経済をけん引する流れは、2018年も続く。さらに重要なのは、消費のより高品質な成長が、経済全体の成長の質を高めることだ。上述した報告書は、消費の経済発展の質向上に対する効果を強調した。消費構造の改善が経済構造改善をさらに促進し、生産へのけん引効果がより顕著になるという。

 

 中国国際貿易促進委員会研究院国際貿易研究部の趙萍主任は「今年の消費のGDP成長率に対する寄与度は60%以上に達し、消費がGDPに占める割合は55%を上回る。社会の最終需要である消費の地域構造、商品・サービス構造の改善が続く。供給構造の同方向の調整をけん引し、消費のバランスの取れた安定成長を実現し、最終的に中国経済を大から強に変える」と分析した。

 

 上述した報告書は、中国の消費成長の動力は消費構造のアップグレードから得られており、そのうちサービス貿易と革新型商品の消費が中心的だと指摘した。

 

 趙主任は現在の消費好転の流れについて「中国の消費は今年、より高品質な成長を実現する。これは消費構造のアップグレードの継続で示される。まず中国の都市部・農村部間、東部・中西部地区間の消費格差の縮小が続く。また中国人の消費における輸入商品の割合が高まり続ける。それから中国のモノの消費と精神の消費が駆動する構造がほぼ形成される」と予想した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月7日


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