中国調理協会は先ごろ、「2017年中国飲食市場解読よび2018年の市場見通し」というレポートを発表した。中国経済が安定を保ちつつ良い方向に向かうなか、飲食業の消費需要が拡大し、経済増長の重要なけん引役となっていると、レポートで指摘された。
予測では、2018年の中国消費市場全体と飲食市場はともに安定的な伸びを維持する。飲食業の年間成長率が約10%となり、市場総規模は4.3兆元に拡大し、第十三次五カ年計画期(2016―2020年)の終わりごろには5兆元の大台を突破することになる。
供給側構造改革の深化とともに、飲食業界は安定的な成長を遂げてきた。2017年、飲食業売上高が3兆9644億元と、前年比10.7%増を実現した。一定限度額以上飲食企業の売上高は9751億元で同7.4%増、伸び率が前年度を1.4ポイント上回った。著名飲食企業によるけん引が際立つ。飲食業は内需拡大、消費促進、民生改善の面で大きな役割を果たした。
2017年、飲食市場の成長率が消費市場全体の成長率(10.2%)を0.5ポイントを上回った。飲食業売上高が社会消費財小売総額の10.8%を占めるに至り、飲食市場の消費市場全体の成長への貢献率は11.3%に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月8日