宇宙開発を手がける中国航天科工集団有限公司の李躍総経理は、「足元で中国の産業インターネットは大きく発展しており、技術水準も年々向上している。応用シーンも豊富で、製造業のデジタル化、ネットワーク化、スマート化、クラウド化を促している。スマート製造、コラボレーティブ・プロダクト・コマース(CPC)、クラウド製造といった生産方式は、高効率で環境にやさしく、高精度のカスタマイズされた製造サービスを実現、産業の高度化という時代のニーズを汲みとっている」と述べた。
産業インターネットは次世代の情報技術と製造業が深く融合したもので、製造業だけでなく実体経済全体のデジタル化やネットワーク化、スマート化や高度化に新たなITインフラでサポートを提供するほか、ネットワーク・コラボレーション、カスタムオーダー、サービス型製造といった新ビジネスモデルや新業態を創出し、従来型の原動力を改良・高度化し、新たな原動力の成長を大いに促進している。
現在、中国の産業インターネットは家電、アパレル、機械などから航空機、石油化学、鋼鉄、ゴム、工業物流などの幅広い分野に普及している。
ハイアールの周総裁は、「産業インターネットは消費分野から生産分野へ、バーチャル経済から実体経済へと開拓を進める重要な担い手だ。この好機をしっかり掴むことで中国企業は世界的な企業に成長できるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月9日