中国では、春節(旧正月)のお祝いに包む「紅包」というお年玉の電子マネー化が急速に普及している。
仏メディアによると、2017年における中国の電子決済サービスを通じた取引額は10兆ユーロを上回った。中国はモバイル決済分野で世界を大きくリードしているという。
今年の春節もその目覚ましい普及ぶりを改めて見せつけてくれた。何と6億8800万人以上もの人が騰訊控股(テンセント)のモバイル決済アプリ「微信支付」(ウィーチャットペイ)を使ってお年玉を贈りあったという。
フランスの経済紙レゼコー(Les Échos)電子版が20日付けで報じたところによると、テンセントは今のところ、今年の春節期間における同アプリの利用件数について、2017年に付けた460億件という記録が破られたかどうか発表はしていないという。ただ、同アプリの利用者数は昨年比で15%増加した。