大手会計事務所デロイトトウシュトーマツがこのほど発表した2018年のグローバル小売業に関する分析報告によると、2016年度には世界の小売業上位250社が売上高4兆4千億ドル(1ドルは約106.6円)を達成し、11年度から16年度の間で成長率が最も高かった3社のうち2社は中国の企業で、唯品会と京東だったという。「北京日報」が伝えた。
統計によると、換算後の数字を基礎として、16年度(16年7月~17年6月)の世界小売250社(売上高36億ドル以上の小売企業)の売上高を合計すると4兆4千億ドルになり、そのうち上位10社が250社の売上全体の30.7%を占めた。米ウォルマートが引き続き世界最大の小売企業だった。
上位5社には他社に抜きんでた優位性が備わり、6~10位の5社は再編を行い、アマゾンは前年度の10位から6位に順位を上げた。01年度の順位と比較すると、上位10社にとどまり続けたのはウォルマート、クローガー、ホームデポの米3社と、フランスのカルフールだけだった。
業種別にみると、日用品類の企業が250社の中で最も多く54%を占め、売上高も最も多く全体の3分の2を占めた。衣類・アクセサリー類の企業は引き続き利益率が最も高かったが、売上高の伸びでは4年ぶりに業界トップの座から下りることになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月26日