▽ドイツ企業:投資が増えることを楽観視
ロイター社の報道によると、昨年行われた中国資本によるドイツ企業の大型買収取引数件がドイツの「繊細な神経」に触れているという。
ドイツはこれまでずっと欧州で経済の開放レベルが最も高い国を任じ、メルケル政権は経済貿易の保護主義に繰り返し反対を表明してきた。だが昨年7月には、欧州連合(EU)で初めて外資による買収を制約する法律の制定に着手し、ドイツの戦略的安全保障に関わる重要技術がEU加盟国以外の手に渡らないようにした。この新しい法律の適用対象は既存の類似の法律の適用範囲である軍事、情報セキュリティ分野から広がってドイツの「重要インフラ」に関わる企業が対象になった。だがドイツ政府は外資がドイツ企業の株式の25%以上を買収する場合でなければ関与することはできない。そして今回、吉利が買収したダイムラーの株式は10%を下回る。
有名コンサルティング機関アーンスト・アンド・ヤングが1月に発表した統計データをみると、17年に中国資本企業がドイツで行った投資は総額137億ドルに上り、過去最高を更新した。昨年に中国資本企業に買収されたドイツ企業は54社で、16年の68社を下回った。投資分野は主に製造業に集中し、食品産業、医薬品産業が続いた。ドイツ商工会議所のエリック・シュバイツァー代表はこうした動きについて、「中国はドイツの福祉に貢献している」と評価した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月2日
ドイツはこれまでずっと欧州で経済の開放レベルが最も高い国を任じ、メルケル政権は経済貿易の保護主義に繰り返し反対を表明してきた。だが昨年7月には、欧州連合(EU)で初めて外資による買収を制約する法律の制定に着手し、ドイツの戦略的安全保障に関わる重要技術がEU加盟国以外の手に渡らないようにした。この新しい法律の適用対象は既存の類似の法律の適用範囲である軍事、情報セキュリティ分野から広がってドイツの「重要インフラ」に関わる企業が対象になった。だがドイツ政府は外資がドイツ企業の株式の25%以上を買収する場合でなければ関与することはできない。そして今回、吉利が買収したダイムラーの株式は10%を下回る。
有名コンサルティング機関アーンスト・アンド・ヤングが1月に発表した統計データをみると、17年に中国資本企業がドイツで行った投資は総額137億ドルに上り、過去最高を更新した。昨年に中国資本企業に買収されたドイツ企業は54社で、16年の68社を下回った。投資分野は主に製造業に集中し、食品産業、医薬品産業が続いた。ドイツ商工会議所のエリック・シュバイツァー代表はこうした動きについて、「中国はドイツの福祉に貢献している」と評価した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月2日